風とともに爆走(はし)る
2006年2月25日(日) | 鳴沢氷穴 | 晴 | 4台4名参加
2006年になり、D/DEVILは9年目を迎えました。その間には様々な活動があり、また、様々な方々の参加があり、ここまで歩いてきました。そして、今年もD/DEVILは10年目に向かって全力疾走します!
2006年初めの活動は冬の富士五湖地方、鳴沢氷穴でした。ツーリング直前に雪が降り、どうなることかと心配しましたが、幸い天候にも恵まれ、絶好のドライブ日よりでした。気温もそれほど低くなく、ちょうどよかったです。
富岳風穴は、青木ヶ原樹海に囲まれた洞窟で、かつて富士山が噴火したときにできたと言われています。洞窟内の温度は年間を通して安定しており、昭和初期までは貯蔵庫としても使用されるなど、天然の冷凍庫としての役割も担っていました。
富岳風穴は、青木ヶ原樹海に囲まれた洞窟で、かつて富士山が噴火したときにできたと言われています。
洞窟内の温度は年間を通して安定しており、昭和初期までは貯蔵庫としても使用されるなど、天然の冷凍庫としての役割も担っていました。
洞窟なので、中は狭く、天井が低い部分があります。内部も煌々と明かりが照らされているわけではないので、足下だけではなく、頭上にも気をつけないと、頭を岩にぶつけて「ウワァ!」足を滑らせて「グバァ!」ってことになります。要注意です。また、当然ですが寒いです。
最深部には植物の種、繭などが一斗缶で保管されており、当時ここを貯蔵庫に使っていた名残をかいま見ることができます。
「ツーリングへ行ったら、ソフトクリームを食べなければいけない」
今回食したのは風穴名物(?)である「とうもろこし味」。味は……コーンポタージュじゃないっすか!?
せっかくだからということで、氷穴まで足をのばしました。距離はそんなになかったので、風穴から歩いていきました。
歩いて正解でした。氷穴までは大通りから少し入っていくのですが、その道が前日の雪のためにラリー用コース(笑)になっていました。こんなところへきたら、泥だらけになってしまうところでしたね。
氷穴ということで、内部はたくさんの氷。また、江ノ島までつながっているという伝説が残る「地獄穴」もあり、風穴とはまた違った洞窟です。ちなみに、氷穴の方が風穴よりもさらに狭く、滑りやすいので注意が必要です。
今回のツーリング場所である風穴は、冬よりもむしろ夏に大盛況な場所なんですが、洞窟の中は夏も冬もなく、一年を通して安定した状態となっているために、あまり関係ないかもしれません。この洞窟は、そうやって悠久の時を越えて、また、これからも静かにここにあり続けるのでしょうね。風穴も氷穴も、どちらもそれほど深くはないので、実際にはせいぜい数十分中にいるくらいですが(まぁ、寒くて1時間もいられないでしょうけど)、自然の神秘を感じる場所ではないでしょうか。