いーんだよ!グリーンだよ!
2006年10月22日(日) | 松本城 | 晴 | 4台4名参加
季節は秋。少しずつ移り変わる季節を感じるなか、10月のツーリングが行われました。
今回の目的地は、長野県松本市の松本城。国宝に指定されている史跡です。D/DEVILの長野での活動といえば、諏訪湖あたりをウロウロするというものが多かったのですが、今回は松本まで足をのばしました。
ということで、長野県へ行ったらおやきを食わなければならない。
でも、蒸し器に入って売られている冷凍おやきだったので、肉まんみたいな感じでしたけどね。味は色々ありました。キノコとか、味噌とか、地雷っぽい(笑)ものが。
松本城は、松本駅のそばにあります。駐車場の問題や一方通行なども多いので、車で行くよりも、むしろ電車で行った方がいいかもしれません。
入場料は600円です。資料館(後述)の入場料も兼ねています。
松本城の由来を紹介します。
かつての日本では、戦といえば白兵戦が中心でありました。しかし、鉄砲が伝播されたあとは、またたく間に鉄砲が主力兵器になり、戦術も変化していきました。そんななか、松本城はいかにその戦いを制するかに主眼が置かれ設計されたそうです。
そういう歴史的背景がありますので、現在。城内には、鉄砲がいかに当時の松本の人々の生活に密着していたかを知る貴重な史料が多数展示してあります。場内の造りにも注意して見学すると、より一層楽しめるのではないでしょうか(城内には、解説のテープもあります)。
城の構造としては、天守閣に近づくにしたがって階段の位置が変わり、また、急になっています。これは、戦になったときに陥落されにくいように時間を稼ぐため、だとか。特に印象的だったのが階段の傾斜。かなり急になっていました。天守閣では、下界を見下ろすことができます。
この日、松本城ではちょうど第18回国宝松本城古式砲術演武が行われて、生の火縄銃の試射もありました。
これは演武なので、一連の流れを楽しむわけです。ただバンバン撃てば良い、というわけではないのですよ。火縄銃というと、撃つまでに時間がかかりすぎるんじゃないの? っていうイメージがありましたが、弾を込めて発射するまで、それなりに早かったです。いかに敵に対して砲撃するか、戦術が問われるというのもわかる気がしました。
前述した通り、松本城のそばには日本民族資料館が併設してあり、松本城の見学料でこちらも入ることができます。松本の歴史と、風俗をうかがい知るための様々な資料が展示してあります。地下と2階もあり、けっこうボリュームがありますよ。
松本は紅葉もすでに始まっていました。祭りも開催されていたし、資料館も見て回ったし、自然と歴史にふれることのできた一日でした。距離的にはわりと遠いのですけど、高速を使えばそれほどでもないので行きやすいとは思いますよ。