メルヘンオルゴールツーリング
2006年12月16日(日) | 河口湖オルゴールの森 | 晴 | 7台7名参加
さて、年の瀬を迎え、D/DEVILの2006年の活動もいよいよ最後となりました。
今年も実にさまざまな場所へとツーリングしましたが、山梨は雪が降ると陸の孤島と化してしまうので、今回のツーリングは近場のスポットが選ばれました。
ということで、今回の目的地は、河口湖オルゴールの森です。近場なので 30 分もかからないくらいの場所で、ツーリングと言えるかどうか疑問な感じでしたが、ゲスト参加もあり(しかも、D/DEVIL の活動の中で初・外車)、久しぶりに盛りあがるものとなりました。
ukai河口湖オルゴールの森は、その名前のとおり河口湖畔に位置するオルゴールの美術館です。オルゴールだけではなく、自動演奏楽器も多数あり、音楽を耳だけではなく目でも楽しむことができる場所です。
入館すると、そこはもう異国情緒あふれる、中世の街並みが広がっています。この時点で、我々は実感しました。今回の活動が男闘呼組(ドキ!男ばかりのツーリング)でなくて良かった……と(笑)。とは言っても、来ているお客さんは、別にカップルばかりというわけでもなく、むしろ年配の方の方が多かったです。
はじめにあるのは、エントランスホール。荘厳な雰囲気のなかに、世界最大規模のダンスオルガンが設置してあります。一時間に1回、このオルガンは演奏されます。オルガンの周りにある人形は、演奏が始まると動きだし、目でも楽しむことができるでしょう。
演奏は、まさに圧巻です。アンプを通しているわけではないのですが、音圧もあり、相当な迫力がありますよ。
その仕組みですが。当然、現代みたいに電子楽器でやっているわけではありません。 演奏は、楽譜に相当する穴が空いた本をセットし、それをカタカタと読み取っていくことで自動演奏していきます(写真は演奏中のもの。楽譜が読み込まれている)。オルガンは、空気を送りこむことで音を出す仕組みなんですけど、この楽譜によってどのリードの音を通すかを制御しているとのことです。なかなか凝った仕組みですね。
こちらはオルゴールミュージアム。様々なオルゴールを見ることができます。
小型のものや、インテリアとしての役割も兼ねたデザイン的にも美しいオルゴール、そして、自動人形(オートマタ)の演奏など、貴重なオルゴールの数々が置いてあります。
そして、メインホールでは、バンジョーとピアノの自動演奏と、チェコ・プラハの演奏家による弦楽四重奏を鑑賞できます。これも一時間ごとに行われ、曲は毎度変わるようなので、一日中いても楽しめるでしょうね。ピアノは、ベヒシュタインの自動演奏バージョン(ガワだけっぽいですけど)。珍しいピアノのうえに、さらに自動演奏。世界唯一だそうです。
今回の河口湖オルゴールの森。薔薇庭園があることから、薔薇の咲く時期に来ると、絶好のロケーションだったと思います。なお、館内にはレストラン(入場料とランチのセットコースもある)やショップもあり、ゆっくりと楽しむことができるでしょう。
余談ですが。当然ながら、ショップではオルゴールが売っています。リーズナブルなものから、200万オーバーのオルゴールが普通に置いてあったり、また、バッハやベートーベンといった作曲家の絵が4万、などなど。なかなかエキサイティングな品物が満載のショップです。