オートモビルカウンシル2017へ行ってきた

オートモビルカウンシル(AUTOMOBILE COUNCIL) は、日本の自動車文化、ヘリテージ(heritage:未来に残すための遺産)の魅力を世界に向けて発信するというコンセプトのもとに昨年から開催されているイベントです。

メーカーブース

今回はメーカーの協賛も一気に増えました。

  • スバル
    事故ゼロを目指して 60 周年
  • トヨタ
    プリウス誕生 20 年
  • ニッサン
    時代の最先端デザイン
  • ホンダ
    NSX スーパースポーツの系譜
  • マツダ
    飽くなき挑戦 ロータリーエンジン誕生 50 周年
  • アウディ
    時代をリードし続けるクワトロの系譜
  • ボルボ
    ボルボ 90 周年の歴史とワゴン・エステートの展示


ニッサン Vmotion2.0
2017 年のデトロイト・モーターショーで発表されたコンセプトカー。
今後のニッサンのセダン・デザインの方向性を示唆しているとか。
フロントデザインは「V モーショングリル」と呼称されるそうです。


ホンダ NSX
懐かしい感じもある、本家の NSX。


現行モデルとなる新型 NSX は、時代背景もあり、ハイブリッド・スポーツとして復活しました。


コスモスポーツ プロトタイプ
1966 年製 L10A 量産試作機
発売前年の 1966 年に、北海道から九州までのマツダディーラーに 47 台の試作機を配車して大規模な社外委託実験が行われました。
現車は兵庫県のディーラーに配車され、六甲や名新道で実走テストを行った試作車だそうです。


アウディ スポーツクワトロ S1 ワークスラリーカー
フルタイム 4WD システムの草分け的存在であるクワトロ。今回の展示のためにドイツ本国から持ってきたそうです。


アウディ RS5 クーペ
ジャパンプレミアである最新版のクワトロ。
運転席に座りましたが、これは後部座席がある R8 だと直感的に感じました。

ヘリテージカー

いろいろと面白い車もありました。


オーテック ザガート ステルビオ
1986 年。バブル絶頂期にオーテックとザガートが共同開発して誕生した「ステルビオ」。当時の価格は 1870 万円で、生産台数は 200 台で、日本には 100 台しかないそうです。


サイドミラーはボンネットに格納されている尖ったデザインです。
あまりにも未来を先取りしすぎていますね…。


ジネッタ G40R
ブリティッシュライトウェイトスポーツです。


オースチン ヒーレー スプライト
こちらも英国のライトウェイトスポーツ。日本では「カニ目」というニックネームで愛されたそうです。

総評

昨年は初開催ということで、色々と試行錯誤している感じがありましたが、今年はメーカーブースも一気に増え、来場者数も増えた印象を受けました。

個人的に良かったと感じたのは、今年も客寄せ用のおねーちゃんがいなかったことです(笑)。
すでに来年の日程も決まっているようですが、健全な?車イベントとしてこれからも発展してほしいところです。

しかし、こういうクラシックカーを所有するというのは車好きの中でも最も「贅沢な趣味」だというのを再確認しました。